プロフィール

高橋 龍三郎

高橋龍三郎
早稲田大学文学学術院 教授

1953年、長野県大町市生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程退学。
専門分野は縄文社会研究。特に縄文社会の複雑化、階層化過程を追及する。パプアニューギニアの民族誌調査の成果から、理論的に縄文社会に分け入って、主に親族構造、出自、婚姻関係など社会的関係の解明を目指して研究している。また未開社会における家庭的土器生産に関する民族誌調査の成果から、縄文土器型式が成立する社会的文脈と型式変遷の社会的背景について研究を進めている。
主な著書、編著は、『縄文文化研究の最前線』(トランスアート社2004)、『現代の考古学6 村落と社会の考古学』(朝倉書店2001)、『千葉県印西市戸ノ内貝塚発掘報告書』(早稲田大学2014)ほか。


太田 博樹

太田博樹
東京大学大学院理学系研究科・生物科学専攻・生物学科 教授

1968年生まれ。1997年、東京大学大学院理学系研究科にて博士(理学)修得。マックスプランク進化人類学研究所(1999年〜)およびイエール大学医学部(2001年〜)での博士研究員を経て、2005年、東京大学大学院新領域創成科学研究科にて助教。2010年より現職。専門は人類集団遺伝学、分子人類進化学、ゲノム人類学。


米田 穣

米田穣
東京大学総合研究博物館 教授

1969年生まれ。1992年東京大学理学部生物学科卒業、1995年東京大学理学系研究科人類学専攻博士課程中退。博士(理学)。国立環境研究所研究員・主任研究員、オックスフォード大学考古学美術史研究所・研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻准教授を経て、2012年より現職。
専門は、年代学と先史人類学、考古科学。各種同位体分析を道具として、先史時代を中心に古人骨などの分析を行い、考古学と科学を連携する研究を推進している。


藤田 尚

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同志社大学文化遺産情報科学調査研究センター 副センター長

1965年青森県八戸市生まれ。早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻研究生修了(1999年)。
専門は、自然人類学の中の古病理学全般。特に歯科古病理学を中心として、古代人の健康状態を衛生学・健康科学の観点から研究している。近年は研究対象を四肢骨や微生物学の領域に広げ、多角的視点から古代人の置かれた生物学的環境の復元に取り組んでいる。
今までに、厚生労働省厚生科学審議会専門委員(2011年~2012年)、英国ケンブリッジ大学招聘研究員(2013年~2017年)、モンゴル国立大学人類学・考古学専修客員教授(2015年~2016年)などを歴任し、現在は日本古病理学研究会長を務める。
主な著書は、「古病理学事典」(同成社2012年)、歯科に役立つ人類学(わかば出版、2010年)、「むし歯の歴史」(砂書房、2000年)など。


池谷 信之

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明治大学黒耀石研究センター 特任教授

1959年、静岡県伊豆の国市生まれ。明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(史学)
専門分野は黒曜石考古学、海洋考古学、分析科学。2013年~2019年まで国立科学博物館(海部陽介代表)の『三万年前の航海徹底再現プロジェクト』のメンバー。1994年に黒曜石原産地の「全点分析」を提唱し、原産地データから先史社会の構造的変化に迫る試みを始めた。2003年に自宅に蛍光X線分析装置を設置し、大量の黒曜石原産地推定を続けているが、最近では土器の化学的な胎土分析にも分析対象を広げている。
2006年尖石縄文文化賞、2011年日本考古学協会賞大賞、2012年日本文化財科学会第6回奨励論文賞(日本文化財科学会)、2015年第3回日本旧石器学会学会賞、2018年日本文化財科学会第13回奨励論文賞。
2005年『黒潮を渡った黒曜石 見高段間遺跡』(新泉社)、2009年『黒曜石考古学』(新泉社(新泉社)、2020年『愛鷹山麓の旧石器文化』(敬文舎・編著)。

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